特集展示

展示品の一部をご紹介します。

修験と密教の美術 祖師とみほとけ
2023年3月22日(水)~7月9日(日)

修験道しゅげんどうは諸信仰が集合した、日本独自の信仰の形で、飛鳥~奈良時代の役小角えんのおづぬ役行者えんのぎょうじゃ神変じんべん大菩薩)が祖とされます。醍醐寺だいごじを開いた聖宝しょうぼう理源りげん大師)は、小角の約200年後に大峯山おおみねさんを復興、当山派とうざんはと呼ばれる真言系修験道の流祖りゅうそになりました。
この展示では、祖師と敬慕される役小角と聖宝の足跡や面影をたずねるとともに、聖宝が伝えた法流にゆかりの諸尊の姿から、深山しんざんに聖性を求め、大衆の救済を願った修験者の祈りをみつめます。

役行者絵巻役行者絵巻

役行者絵巻えんのぎょうじゃえまき

江戸時代 17~18世紀
修験道しゅげんどうの祖と尊崇される役小角えんのおづぬの物語を描写した絵巻物
理源大師像理源大師像

理源大師像りげんだいしぞう

室町時代 16世紀
醍醐寺だいごじを開いた聖宝しょうぼう修験道しゅげんどう中興の祖とも位置づけられる
不動明王像不動明王像

不動明王像ふどうみょうおうぞう

南北朝~室町時代 14~15世紀
中央の不動明王と四隅の種子しゅじで五大明王を表している
愛染明王像愛染明王像

愛染明王像あいぜんみょうおうぞう

南北朝~室町時代 14~15世紀
燃え盛る日輪の中で赤い蓮華座れんげざに坐し、怒りの表情を浮かべる明王

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