特集展示

展示品の一部をご紹介します。

堅山南風《大震災実写図巻》と近代の画家 大観・玉堂・青邨・蓬春
2023年7月19日(水)~11月5日(日)

1923年の関東大震災かんとうだいしんさいから100年の節目をむかえる本年、堅山南風かたやまなんぷう大震災実写図巻だいしんさいじっしゃずかん》を展示します。巣鴨で被災した南風は浅草や上野に出向いて、被害状況や復興に至る様子を描き留め、のちに31枚の絵を3巻に仕立てました。その描写から、当時の人々の苦悩、悲哀や助け合いの様相が伝わります。
あわせて、南風と同時代の画家による作品12点を初公開します。会期前半の9月10日までは、日本の風景を題材とした、横山大観よこやまたいかん川合玉堂かわいぎょくどう棟方志功むなかたしこう山田申吾やまだしんごの作品です。9月13日以降の会期後半は、竹内栖鳳たけうちせいほう鏑木清方かぶらききよかた小杉放菴こすぎほうあん前田青邨まえだせいそん山口蓬春やまぐちほうしゅんによる人物や動植物の絵画を紹介します。

堅山南風《大震災実写図巻》堅山南風《大震災実写図巻》

堅山南風かたやまなんぷう
《大震災実写図巻》

大正14(1925)年
© Hisako Katayama 2023 /JAA2300072
横山大観《霊峰不二》横山大観《霊峰不二》

横山大観よこやまたいかん
《霊峰不二》

昭和14(1939)年
川合玉堂《渓山晩秋》川合玉堂《渓山晩秋》

川合玉堂かわいぎょくどう
《渓山晩秋》

昭和3(1928)年頃
山口蓬春《春寒》山口蓬春《春寒》

山口蓬春やまぐちほうしゅん
《春寒》

昭和17~19(1942~1944)年頃
© (公財)JR東海生涯学習財団

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