常設展示

展示品の一部をご紹介します。

 常設展示は、《ガンダーラの仏教美術》と《祈りの世界》で構成されています。
 《ガンダーラの仏教美術》のエリアでは、2~3 世紀ごろ作られたガンダーラ仏伝浮彫を複数展示しており、釈尊の前世や誕生、出家、悟り、説法、入滅といった釈尊の生涯をたどることができます。《祈りの世界》は、当館の中心となる展示エリアで、その中央に大日如来坐像を展示しています。不動明王坐像、両界曼荼羅とともに、静かに作品と向き合える展示空間です。2023年11月からは、如意輪観音菩薩坐像にょいりんかんのんぼさつざぞう二童子立像にどうじりゅうぞうが《祈りの世界》エリアに新たにくわわりました。

大日如来坐像大日如来坐像

大日如来坐像だいにちにょらい
ざぞう

鎌倉時代 建久4(1193)年か
重要文化財
運慶作と推定されている金剛界大日如来像
如意輪観音菩薩坐像如意輪観音菩薩坐像

如意輪観音
菩薩坐像にょいりんかんのん
ぼさつざぞう

平安時代 10世紀
通常の輪王坐とは異なり、右足を跏し左足を踏み下げる半跏の姿がめずらしい
不動明王坐像不動明王坐像

不動明王坐像ふどうみょうおう
ざぞう

平安時代 12世紀
醍醐寺中興の祖・義演と豊臣家にもゆかりの像
二童子立像二童子立像

二童子立像にどうじりゅうぞう

平安時代 11~12世紀
不動明王に随侍する矜羯羅・制吒迦の二童子像。当館不動明王像とは別の一具
説法印仏坐像説法印仏坐像

説法印仏坐像せっぽういんぶつざぞう

3世紀頃
両手を胸前に上げ、説法印(転法輪印)を結んで結跏趺坐する釈尊像
金剛界曼荼羅金剛界曼荼羅

金剛界曼荼羅こんごうかいまんだら

江戸時代 宝永3(1706)年
真理の過程を9つに分割し、大日如来を中心に1461尊を表す(胎蔵界曼荼羅も展示)
※作品保護のため、ただ今の期間は、展示しておりません。

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