常設展示
展示品の一部をご紹介します。
常設展示は、《ガンダーラの仏教美術》と《祈りの世界》で構成されています。
《ガンダーラの仏教美術》のエリアでは、2~3 世紀ごろ作られたガンダーラ仏伝浮彫を複数展示しており、釈尊の前世や誕生、出家、悟り、説法、入滅といった釈尊の生涯をたどることができます。《祈りの世界》は、当館の中心となる展示エリアで、その中央に大日如来坐像を展示しています。不動明王坐像、両界曼荼羅とともに、静かに作品と向き合える展示空間です。


大日如来坐像だいにちにょらい
ざぞう
- 鎌倉時代 建久4(1193)年か
重要文化財 - 運慶作と推定されている金剛界大日如来像


不動明王坐像ふどうみょうおう
ざぞう
- 平安時代 12世紀
- 醍醐寺中興の祖・義演と豊臣家にもゆかりの像


説法印仏坐像せっぽういんぶつ
ざぞう
- 3世紀頃
- 両手を胸前に上げ、説法印(転法輪印)を結んで結跏趺坐する釈尊像


金剛界曼荼羅こんごうかいまんだら
- 江戸時代 宝永3(1706)年
- 真理の過程を9つに分割し、大日如来を中心に1461尊を表す(胎蔵界曼荼羅も展示)