お知らせ

2022/04/27

お知らせ

次回特集展示
「初公開の収蔵品から」のお知らせ

第13期特集展示A4チラシ.png

6月1日から11月6日まで、特集展示「初公開の収蔵品から」を開催いたします。

2018年4月に開館して以来、12回の特集展示を開催し、彫刻・絵画・経典・復元古楽器・版画・写真など様々な仏教美術を展示してきました。今回の特集展示では、これまで紹介の機会がなかった収蔵品のなかから、彫刻・絵画・経典・工芸品の計10点を選んでご紹介いたします。

准胝観音菩薩像(じゅんていかんのんぼさつぞう)は、安産・息災・延命・除病などの目的で(まつ)られました。今回展示の図は、着衣には金泥(きんでい)截金(きりかね)(金箔を細く切って貼り付けし、線や文様などを表す技法)を用いて、細密な文様が施されています。室町時代に描かれた、比較的大きな仏画です。

ガンダーラ仏伝浮彫「降魔成道(ごうまじょうどう)」には、釈尊が魔王の妨害を撃退し、悟りを開いた時の姿があらわされています。彫りが深く、顔の表情もはっきりと見ることができるのが特徴です。

他の初公開作品も、縁あって当館の収蔵品となったものです。常設展示と合わせてご覧ください。

注目の作品

①「准胝観音菩薩像」

准胝観音菩薩という名は、あまり聞いたことがないかもしれません。たくさんの仏を生み出す元であることから「仏母」と位置付けられ、安産の目的でも祀られました。室町中期頃まで遡る准胝観音菩薩像の現存作例は少なく、本作のような大きなものは珍しいそうです。下方の2体の龍王が武将形で描かれていることも特徴です。

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准胝観音菩薩像 室町時代 14~15世紀

②ガンダーラ仏伝浮彫「降魔成道」

釈尊が悟りを開いた時の姿があらわされています。常設展示<ガンダーラの仏教美術>で展示している仏伝浮彫「誕生」「出城」「梵天勧請」などと合わせてご覧いただくと、釈尊の生涯を辿ることができます。

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ガンダーラ仏伝浮彫「降魔成道」 2世紀

③江戸時代の「仏涅槃図」を特別展示

仏涅槃図には、釈尊が入滅する(亡くなる)時の様子が描かれています。本図の本紙はタテ371.0×ヨコ255.8cmあり、当館で展示している絵画の中で、一番大きな作品です。作品を直接鑑賞できるため、そこに描かれた菩薩、仏弟子、動物それぞれの表情までご覧いただくことができます。

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仏涅槃図 江戸時代 17世紀

④常設展示の「大日如来坐像」も必見

鎌倉時代初期の仏師運慶作と推定される「大日如来坐像」(重要文化財)は、メイン展示である常設展示<祈りの世界>の中央に坐しています。この像は、このほど当館館長に就任した山本勉が学界に紹介したものですが、8月には館長就任記念特別講演会「半蔵門ミュージアムの大日如来像と運慶」も開催予定です(詳細は、5月下旬ごろに当サイトなどでお知らせいたします)。

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大日如来坐像

鎌倉時代 建久4(1193)年か

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