常設・特集展示

展示品の一部を紹介いたします

常設展示

 常設展示は、《ガンダーラの仏教美術》と《祈りの世界》で構成されています。
《ガンダーラの仏教美術》のエリアでは、2~3世紀ごろ作られたガンダーラ仏伝浮彫を複数展示しており、ブッダの前世や誕生、成長から出家、悟り、説法、入滅といったブッダの生涯をたどることができます。《祈りの世界》は、当館の中心となる展示エリアで、その中央に大日如来坐像を展示しています。不動明王坐像、仏涅槃図とともに、静かに作品と向き合える展示空間です。

大日如来坐像大日如来坐像

大日如来
坐像

鎌倉時代(12世紀)重要文化財
運慶(うんけい)の作風が濃厚な金剛界(こんごうかい)大日如来像
説法印仏坐像説法印仏坐像

説法印仏坐像

3世紀頃
両手を胸前に上げ、説法印(転法輪印)を結んで結跏趺坐する釈迦像
不動明王坐像不動明王坐像

不動明王坐像

平安〜鎌倉時代(12〜13世紀)
醍醐寺(だいごじ)中興の祖・義演(ぎえん)と豊臣(とよとみ)家にもゆかりの像
仏涅槃図仏涅槃図

仏涅槃図

江戸時代(17世紀)
沙羅双樹の下で入滅した釈迦と、嘆き悲しむ菩薩や仏弟子、動物などを描く
展示期間:3月4日(水)~6月14日(日)

特集展示

大和路の仏にであう ―奈良に生きた写真家・永野太造と仏像写真―
2020年3月4日(水)~6月14日(日)

 永野太造(1922-90年)は、奈良文化財研究所の調査に同行するなどして、全国各地の仏像を含む多くの文化財を撮影し、功績を残した写真家です。終戦後、伯父から継いだ永野鹿鳴荘を拠点に、独学で写真技術を習得した永野は、調査研究のための写真を撮り続けました。その作品からは、永野独自の仏像へのまなざしを感じることができます。

 2015年、奈良県・帝塚山大学は、この永野が撮影した6,934枚のガラス乾板の寄贈を受けました。今回展示するのは、50点の高精細デジタル画像による大和路の仏像写真です。奈良に生きた写真家・永野太造の仏像写真をとおして、永野がとらえ続けてきた“大和路の仏”を辿ります。

主催/帝塚山大学、半蔵門ミュージアム
平成29年度採択文部科学省私立大学研究ブランディング事業
「帝塚山プラットフォームの構築による学際的奈良学研究の推進」
後援/奈良県

永野太造プロフィール

1922年、大阪市生まれ。
第二次世界大戦後、「永野鹿鳴荘」(奈良国立博物館の敷地内にある茶店兼物販所)を継ぎ、独学で写真を撮り始める。
1952年、奈良文化財研究所美術工芸室の調査に参加し、文化財を撮影。
1957年、「世界観光ポスター展」で「奈良大和路仏像ポスター」(東大寺月光菩薩像)が最優秀賞を受賞。
1970年代、『奈良六大寺大観』西大寺、『大和古寺大観』浄瑠璃寺や不退寺(ともに岩波書店)の写真を担当。
1990年、68歳で死去。

吉祥天立像吉祥天立像

吉祥天
立像

浄瑠璃寺
 1962年撮影 
大日如来坐像大日如来坐像

大日如来
坐像

円成寺
 1961年撮影 
無著立像無著立像

無著立像

興福寺
 1968年撮影 
十一面観音立像十一面観音立像

十一面
観音立像

聖林寺
 1959年撮影 

Page Top